虹の戦士〜インディアンの人々に伝わる予言的な夢
虹がなにか知っているかな?
そう、大空にかかる美しい色をした弓のことだ。
戦士とは、勇気あるものたちのことだ。
恐れるかわりに、勇気を持つものたちのことだ。
われわれの一族にはこんな話が伝わっている。

いつとはわからないが、
これはこれから起こることの話だから、
注意して聞いてほしい。

いずれ、将来、動物たちが姿を消しはじめるだろう。
人びとはオオカミの姿も目にすることがなくなる。
熊も、鷲も、見なくなるだろう。
姿を消しはじめるのは、動物ばかりではない。

大きな木たちもまた消えてゆく。
人びとは互いに争うことばかりで、
愛し合うこともなくなるだろう。

空にかかっていた美しい虹も色あせ、
人びとはもう虹を目にすることもなくなるだろう。
 
そして、そうなったとき、そこに一群の子供たちがあらわれる。
この子供たちは動物たちを愛する。
消えた動物たちを呼び戻すことになるだろう。
この子供たちは木を愛し、
もう一度大きな木を呼び戻すことになるだろう。
 
この子供たちは人間として互いに愛し合い、
もう一度  人びとがみんなで互いに平和に暮らせるようになることに力を貸すことになるだろう。
この子供たちは、空にかかる虹を愛する。
もう一度大きな虹を大空に呼び戻してくれることだろう。
だからこそわれわれインディアンたちは、
この子供たちのことを「虹の戦士」と呼ぶのだ。